壱岐島の産業として、人の手で育て、安心安全と癒しの心、健康を届けたい。
オリーブを栽培するにはどうしても人の手・島の皆様の協力が必要です。
壱岐島のオリーブの栽培方法は全て手作業、手作りだからです。
オリーブの栽培には雑草やオリーブ特有の害虫の除去、病気などの問題は山積みですが、土地には除草剤を一切使わずすべて手作業で管理しています。
果実や葉はひとつひとつ手摘みし、人間の手で見て触って厳選したものだけを製品にしています。
人の手間を惜しまずに育てることで初めて安心安全なオリーブとなります。
栽培から約13年、徐々に島産業として協力者や雇用も増え始め、 日本テレビ系列「行列のできる相談所」で壱岐島オリーブとして放映されたことで、オリーブの栽培にも目途が立ちました。
今では島内に7,000本を超えるオリーブが育っています。
壱岐オリーブ園の想い
壱岐オリーブ園の立山です。
私が生まれた長崎県の壱岐島は、 海に囲まれた島ならではの風土のおかげで農漁業が一年中盛んであり、壱岐牛やお米、アスパラ、マグロ、ブリ、イカ、ウニ、麦焼酎などの 特産物に恵まれています。
また温泉地や島ならではのレジャーが楽しめることや 歴史の古い神社や祠などが多く、神々の住む島と呼ばれパワースポット巡りが 人気の観光地です。
一方で壱岐島では高齢化や少子化問題、 人口の減少問題に長く直面しています。
これに関連して農地の荒廃が進み、 荒れ地が年々多くなっているのです。
私はこうした状況を鑑み、 豊かな土地を守ると同時に、この壱岐島で付加価値の高く新しい産物や雇用、次の世代に産業を残すことができないかと 考えるようになりました。
私の主な事業は建設業や不動産業です。
その繋がりで病理学の先生と出会い、 オリーブのすばらしさを教えていただき 興味を持ったことが始まりでした。
オリーブの魅力は樹の寿命が数百年以上で、 余すところのない完璧な植物であるところです。
観賞用だけではなく、 果実は食材やオイルに、オリーブの葉はパウダーとして健康には欠かせないスーパーフードとなり、樹は食器などに活用できるという、生活と健康にも大きく役立つことです。
そして2010年より島の新たな産業になってほしいと願い、オリーブの苗木500本の植樹を始めたことが 壱岐オリーブ園のはじまりです。
スーパーフードに注目
オリーブの実や葉は、馴染みのある国では古くから万病の薬として重宝されていました。
近年ではスーパーフードと呼ばれ健康・美容に役立てられています。
特にオリーブには抗酸化作用の強いオレウロペインやヒドロキシチロソールと呼ばれるポリフェノール、第7の栄養素:ファイトケミカルと呼ばれる成分が多く含まれることから、免疫力アップ・抗酸化作用・抗炎症作用・感染病予防・がんの予防などに効果があるとして世界中から研究報告が発表されています。
そして、日本動脈硬化学会名誉会員の渡辺照男先生より、
オリーブは「私たち日本人の死因の4分の1を占める動脈硬化を基盤とした症例を防ぐ働きがある」と専門的なお墨付きをいただきました。
オリーブは健康寿命の質を問われる現代人には欠かせないものだと確信し、専門家の意見を聞きながら私はオリーブ製品の開発をはじめました。
オリーブの栽培を通して全ての人が健康になる、私たちができることは壱岐島の大自然へ感謝しながら未来永劫この島を守る努力を続けていくことです。
島の皆さまと大自然の力を借りながら、オリーブ園の活動が社会貢献となり、皆様が喜んでくれる。これほど嬉しいことはありません。
これからもスタッフ一丸となって玄界灘に浮かぶ壱岐島からオリーブの魅力をお届けしていきたいと思いますので応援のほど宜しくお願いいたします。
壱岐オリーブ園 立山 明德